2008年03月29日

BEATセミナー 「未来の教育のために学校と家庭ができること〜フィンランドと日本の対話」

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3月29日(土)13:00-17:30に東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール・福武ラーニングシアターにて、BEAT《東京大学情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座》では、情報学環・福武ホールの竣工を記念して、ヘルシンキ大学教授を招いてBEAT Special Seminar 「未来の教育のために学校と家庭ができること - フィンランドと日本の対話」を開催した。質の高い教育で定評のあるフィンランドの学校教育の特徴・家庭学習のあり方・未来の教育像についてお話しいただいたスペシャルイベント。

2007成果発表
 『学習ナビプロジェクト』
BEATの主要プロジェクトの一つ。データマイニングの手法を活用した学習方略フィードバックシステム。よい学習方略を学習者に伝達するシステム。学力の向上を図るための学力の診断だけでなく学習の診断をして、それに対するアドバイスをする。「携帯版 学習ナビ サービスの概要」PC版から携帯版へと広げる。高校生98%が所有する携帯で、より多くの生徒が触れる。取り組みへのハードルの軽減−お試し版の提供。本格版(PC版)への影響。「携帯版」・質問項目の少数化・質問文の単純化・アドバイスの単純化「学習ナビ」の評価 高校1年生を対象に実施。・システムの妥当性が一定程度示唆された。・ユーザーの印象も良い。「出てきた問題」・「最適な学習方略」は高校3年間で一定なのか。 
 「相関ルールを用いた学習データの分析」・ある出来事の発生確率を高める条件をデータから自動的に見つけるのが「相関ルール」の手法。・相関ルールを利用すると、特定の間違いが生じる確率を高める誤答の組み合わせがわかる。その組み合わせから誤答の原因を推定できる場合がある。・誤答の原因がわかれば、学習者に対して効率的・効果的な指導を行える可能性がある。  
 『なりきりEnglish』「英語deキャリアアップ」企業向けモバイルリスニング教材。「学習者の現在の職務で遭遇する可能性の高いシーン」携帯電話による反復学習。聴解指導理論に基づいた教材構成。「学習効果」文脈内外に関係なく、リスニング能力が向上した−継続的な学習による効果。「文脈の効果」実際の業務に役立つ−業務で学習した英語を使用することだけでなく、業務遂行そのものに対して活用することができる。実践的コミュニケーション能力の効果的な支援−背景知識を活性化させ、学習内容の応用的利用を促進。

講演「Formal,Informal and Non-Formal Education」から
《途中一部のみ記述》 「FutureSchool未来の学校」ということで、我々がどういうものを考えているかは配付資料を見てほしい。しかし、一部主だったことを上げたい。TeachingStudinglearningProsess環境・学習者の環境のプロセス・教えることについて・TeacherShopについて・学校教諭のリーダーシップについて、それから国家的な運営政策。スライドにはフクロウ「ミネルバ」が映っているが、私たちはミネルバという建物にいるのでこの絵を出している。フクロウは多くの国では知恵のシンボルだがフィンランドでは愚かなことのシンボルにもなっている。まったく同じ鳥フクロウが逆のもののシンボルとなっている。Teaching-Studing-learning-Prosessについてよく言及しているが、「Teaching-Studing-learning」を一括りにして「TSL」と言っている。「教育Education」と言ってもいいと思う。しかし「Learning学習」だけというのはあまりにも限定的と思っている。「TSL」としたほうがカバーをする範囲が広がると思っている。ヘルシンキで西村先生と話をしていたときに、「Teaching-Studing-learning」をどのように日本語に訳せばいいかということを話していた。オープン学習環境OpenStudingVirament学校の周辺の博物館や先生・センターなどと一緒に密にオープンに協力をしながら学習ができるということオープンなスタディ環境ができるということ。それからLearnerプロセス−学習者のプロセス。これは柔軟可能な教授法がありえるのではないかと思っている。そして個人化されたシラバス=パーソナル化されたシラバス、カリキュラムが重要ではないかと思っている。また個人に合わせて重点分野を探すということ、そういったことも重要だと思っている。また時間をかけてじっくり充分に話したいと思う。学校経営・学校マネジメント・リーダーシップについてバランスをとらなければならない。分散型の学校のシステムというものもあるだろう。そして、教授面でのリーダーシップ、経営能力が必要だ。学校を率いていくためにそのような能力が必要だ。カリキュラムの問題意識としては科目毎に基づいたカリキュラムとすべきなのか、それとも学習者中心に学習者の発展・発達に基づいて作ることなのかということを考えている。そして今、学習者中心のカリキュラムがあるべきだと考えています。もちろんコンテンツの柔軟性をより高める必要があります。そして、私のモットーに、教育の目標これは一人ひとりの子どもにすべて共通のゴールかもしれない。目標は同じ。しかしコンテンツは一人ひとり違うべきだと思っている。例えば北海道の地理や歴史を教えているかもしれない。そして九州の教師の教え方とは少し違うかもしれない。少なくともフィンランドでは北部と南部とでは、全く異なった地域色がある。また外国語も選び方に何通りかあるかもしれません。ここには日本語というふうにしてあるが、外国語、自由選択言語としていくつかの言語があるかもしれない。」

ディスカッション
登壇者
東京大学 山内 祐平准教授
ヘルシンキ大学TELA教授
メディア教育開発センター堀田龍也准教授・文部科学省併任
Benesse 教育研究開発センター 沓澤 糸主任研究員
カーネギー財団知識メディア研究所 飯吉 透所長・BEAT客員教授

※後より追記


harrypotta at 23:28│Comments(0)研修 

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