2009年07月25日

『情報モラル教育セミナー2009』

f077b61b.jpg 本日は、秋葉UDXにてJAPET主催で開催された、『すぐに役立つ! 情報モラル教育セミナー2009』に参加してきた。毎年「情報モラル」に関するセミナーに参加して現状に対応しようと研鑽を深めているが、なかなか学習場面での指導機会に恵まれない。所属校の教員側の危機意識の問題もあるが、くじけずにアナウンスしていかなくてはならない。
 冒頭、JAPET(日本教育工学振興会)の森田常務理事より、このたびの「スクールニューディール」施策について説明があった。やはり、補助裏交付金を確保できない自治体も多く、100%導入といかないところが悩ましい。「今後このような機会は先生方が教員をしている間にはない。」(先日のセミナーに登壇された著名な研究者の方よりの言葉)と言われているのだから。
 
 13:00〜13:50の予定で目白大学 社会学部メディア表現学科 原 克彦教授『講義1』「新学習指導要領と情報モラル教育指導」かあった。モラルテキスト作成にも関わってられる方だそうだ。
 16ページにも及ぶ資料をもとに説明された。『「情報モラル教育」とは』では、「情報社会やネットワークの特性の理解と、その一側面である陰の部分の理解」「よりよいコミュニケーションや人と人の関係づくりのための適切な情報手段の活用」「変化する情報手段に対する判断力や心構えの育成」などから、「情報社会への積極的な参加と、より良い社会にしようとする意欲的な態度の育成」を目指すとした。
 取り上げる事例の中で特徴的だったのが、「ネット接続可能な携帯ゲーム機」の例。あるゲーム機には子どもによるコンテンツの使用や購入を保護者が制限するための機能として「ペアレンタルコントロール」機能を持ちながら、マニュアルにしか記載されておらず殆どの保護者が気づかないでそのまま渡していたすることも多いこと。さらにマニュアルには丁寧に同機能の解除方法まで記載されているという事実には唖然としてしまった。
 以降「出会い系サイト規制法の規制強化」「教員の心構え」「学校全体での取り組み」「モデルカリキュラムの活用」、具体的な指導として「これまでの教材例」「不易の内容と変化への対応」「考える学習活動」に触れて説明された。

 13:50〜14:40よりの『講義2』「学校現場が直面している問題とその指導方法」は、岐阜聖徳学園大学 教育学部  石原 一彦教授の話であった。言わずと知れた「情報モラル教育」では現役教師時代に多くの実践をされた方で、それらを収録したものも次々と見せてくださった。
 「子どもたちのコミュニケーションに潜む危険」としてプロフや学校裏サイト、ネットゲームの例と起きてしまった事件の実例などを示された。「児童・生徒のケータイについて」ではケータイの所有率・持たせるにあたっての漠然とした期待と不安という保護者の方の思い・持たせる前の3か条・必要か不必要か・安全に使える能力について話された。「情報モラル指導の3つの要素」を、「情報モラルの指導」「家庭への啓発」「情報モラルの授業」として掲げられており、我々もこれらを指導に当たっては意識していかなくてはならない。また、従来の情報モラルの教材といえば、「暗転型」教材といわれるものが多く利用され、抑止的意見は確かに強化されるが積極的意見も抑止されるというデータがあり、「将来、ネットワークを自分の欲望のために私物化するのか、それともネットワークの資源をみんなで共有してよりよいものにしようとする側に立つのか」という「未来の自分をデザインする」新しい学習モデルの構想が望まれていくというお話が印象に残った。

15:10〜16:00には『総括講演』「情報モラル指導の内容とこれからの方向性」(プレゼンタイトル)について聖心女子大学 文学部教育学科  永野 和男 教授のお話であった。先生の講演は、教育工学の大会の場や首都圏のセミナーて何度かお聞きしてきたが、「モラル」を主とした話をお聞きするのは今回が初めてだった。
 冒頭には「情報モラル教育の必要性」「情報モラルとは」について触れ、「日常モラルの上に立つ倫理観」と「危険回避・安全利用」という2つの柱と3つの視点について話された。 『情報モラル教育ポータルサイト』 (200の実践事例と目標との関連)の紹介では「モデルカリキュラム」や「実践キックオフガイド」の項を強調して話された。「情報モラル教育実践上の注意」では、活動・体験時間を確保することや教えわからすことだけけでは限界があり、自分で考えさせる自己による評価が大事である点が特に記憶に残った。「情報セキュリティ」については、セキュリティを確保する組織的対応が大切であるということを特に話されていた。

 冷房が効きすぎて具合が悪くなってしまった会場ではあるが、これまでの自分の持つ情報モラルに関わる知識をより現実的なものに改める機会となった。どう指導に生かしていくか、またその機会のとり方をどうするかを後半の情報教育計画の中で確立していきたい。
(画像は開始1時間前のもの)


harrypotta at 23:46│Comments(1)研修 

この記事へのコメント

1. Posted by 変態プレイ動画   2011年10月12日 23:22
1 tw9&gY/:, roli.ex-navi.biz, 変態プレイ動画, http://roli.ex-navi.biz/anime/167.html

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